【ドラゴンボール】悟空「ひゃ~! 社内ニートになっちまったぞぉ」(画像あり)
1:
悟空「渡された仕事が30分で終わっちまった。どうすっかなぁ」
悟空「ん~……おーっし! いっちょネットサーフィンでもすっかぁ!」
カチカチ
悟空「はっは~。仕事しねぇで給料もらんだかんなー。ラッキーラッキー」
同僚「……」チラッ
スタスタスタ
悟空「おっ……アイツ、今オラのパソコンの画面覗いていったぞ……」
悟空「んー……資料棚が近くにあっかんなぁ……オラの席の後ろを通るヤツに全部見られちまう……」
悟空「そんじゃネットのウィンドウを小さくして……適当にエクセルデータを開いておくとすっかぁ!」
悟空「はっはー! これで誰かが来ても、すぐにエクセルデータを前に出しちまえば仕事してるように見えっぞぉ!」
天津飯「おい悟空……全部聞こえてるぞ……」
悟空「やべっ! わりいわりい。オラ仕事してっと、つい独り言いっちまうからなぁ」
天津飯「仕事はしていないだろう……。俺は別に構わんが、課長にバレないように気をつけた方がいい」
悟空「ああ! サンキュー、天津飯! 隣の席がおめえで助かったぞ」
悟空「ん~……おーっし! いっちょネットサーフィンでもすっかぁ!」
カチカチ
悟空「はっは~。仕事しねぇで給料もらんだかんなー。ラッキーラッキー」
同僚「……」チラッ
スタスタスタ
悟空「おっ……アイツ、今オラのパソコンの画面覗いていったぞ……」
悟空「んー……資料棚が近くにあっかんなぁ……オラの席の後ろを通るヤツに全部見られちまう……」
悟空「そんじゃネットのウィンドウを小さくして……適当にエクセルデータを開いておくとすっかぁ!」
悟空「はっはー! これで誰かが来ても、すぐにエクセルデータを前に出しちまえば仕事してるように見えっぞぉ!」
天津飯「おい悟空……全部聞こえてるぞ……」
悟空「やべっ! わりいわりい。オラ仕事してっと、つい独り言いっちまうからなぁ」
天津飯「仕事はしていないだろう……。俺は別に構わんが、課長にバレないように気をつけた方がいい」
悟空「ああ! サンキュー、天津飯! 隣の席がおめえで助かったぞ」
4:
――――
悟空「…………おっ、もう昼休みじゃねぇか! ひゃ~! ネットサーフィンしてっと、時間経つのがはええなぁ!」
悟空「さてと、飯でも食いに行くとすっかぁ! ……ん?」
フロア内「「「………」」」カタカタカタ
悟空「……まいったなぁ……みんな仕事続けてんなぁ……席立ちにくいぞぉ」
悟空「みんなとっとと飯食いにいけばいいのによぉ~。……なあ天津飯」
天津飯「なんだ?」
悟空「オラ、はやく飯行きてえんだけんど」
天津飯「行けばいいじゃないか」
悟空「そりゃそうなんだけどよぉ……。他の奴らは、なかなか席を立たねえじゃねぇか」
天津飯「繁忙期だからな。詰めたいんだろう」
悟空「オラ全然忙しくねえぞ」
天津飯「それは……まあ……。とにかく、気にせず行けばいい」
悟空「嫌だ! オラ、目立ちたくねえ! 今ここで誰よりも先に席を立ってみろ、まるでオラが仕事無くて暇みてえじゃねえか!」
天津飯「暇なんだろう?」
悟空「暇だけどよ。周囲に察されるのはスッゲー嫌なんだ」
悟空「…………おっ、もう昼休みじゃねぇか! ひゃ~! ネットサーフィンしてっと、時間経つのがはええなぁ!」
悟空「さてと、飯でも食いに行くとすっかぁ! ……ん?」
フロア内「「「………」」」カタカタカタ
悟空「……まいったなぁ……みんな仕事続けてんなぁ……席立ちにくいぞぉ」
悟空「みんなとっとと飯食いにいけばいいのによぉ~。……なあ天津飯」
天津飯「なんだ?」
悟空「オラ、はやく飯行きてえんだけんど」
天津飯「行けばいいじゃないか」
悟空「そりゃそうなんだけどよぉ……。他の奴らは、なかなか席を立たねえじゃねぇか」
天津飯「繁忙期だからな。詰めたいんだろう」
悟空「オラ全然忙しくねえぞ」
天津飯「それは……まあ……。とにかく、気にせず行けばいい」
悟空「嫌だ! オラ、目立ちたくねえ! 今ここで誰よりも先に席を立ってみろ、まるでオラが仕事無くて暇みてえじゃねえか!」
天津飯「暇なんだろう?」
悟空「暇だけどよ。周囲に察されるのはスッゲー嫌なんだ」
5:
進捗管理できてない上司の責任になるからセーフ
6:
悟空の割に繊細だな
8:
悟空「頼む! 天津飯! オラよりも先に席を立ってくれ!」
天津飯「い、いや、だが……」
悟空「頼むよ! オラはやく飯食わねえと、腹減って死んじまう!」
天津飯「……わ、分かった。じゃあ昼休憩に行く」
悟空「おっ! サンキュー!」
ガタッ
餃子「天さん。食堂に行くのか?」
天津飯「ああ」
ヤムチャ「なら俺も行くか」
ガヤガヤ
悟空「へっへー。これで行きやすくなったぞぉ」
悟空「クリリンでも誘って、外へ飯食いに行くとすっかぁ!」
天津飯「い、いや、だが……」
悟空「頼むよ! オラはやく飯食わねえと、腹減って死んじまう!」
天津飯「……わ、分かった。じゃあ昼休憩に行く」
悟空「おっ! サンキュー!」
ガタッ
餃子「天さん。食堂に行くのか?」
天津飯「ああ」
ヤムチャ「なら俺も行くか」
ガヤガヤ
悟空「へっへー。これで行きやすくなったぞぉ」
悟空「クリリンでも誘って、外へ飯食いに行くとすっかぁ!」
9:
―――
クリリン「珍しいじゃないか。いつもは社員食堂なのに、外で食うなんて」
悟空「いやぁー、周囲の目が怖くてよぉ。堂々と食いづれえし、あんま社内には居たくねえんだよなぁ」
クリリン「え? どうしたんだよ。そんなこと言うなんて、らしくないぜ。何かあったのか?」
悟空「オラ社内ニートになったんだ」
クリリン「ええっ!? 社内ニート!? お、お前が!?」
悟空「まあな」
クリリン「そ、そうか……悟空が……悪い、気付けなくて……」
悟空「いいって。クリリンはオラと部署が違うんだ」
クリリン「つ、辛いのか? やっぱり、精神的に……」
悟空「んー……まあ働かねえで金貰えんのは嬉しいけどよ……暇なんだよなぁ」
クリリン「そ、そうだよな……」
悟空「ん……? やべっ! もうこんな時間じゃねえか。はやく戻らねえと」
クリリン「え? まだ余裕あるだろ?」
悟空「他の奴らより先に席に戻ってねえとな。遅れてフロアに入ると目立っちまうだろ?」
クリリン「あ、ああ……そうか。今日は誘ってくれてありがとうな。頑張れよ」
悟空「ああ! じゃな!」
クリリン「珍しいじゃないか。いつもは社員食堂なのに、外で食うなんて」
悟空「いやぁー、周囲の目が怖くてよぉ。堂々と食いづれえし、あんま社内には居たくねえんだよなぁ」
クリリン「え? どうしたんだよ。そんなこと言うなんて、らしくないぜ。何かあったのか?」
悟空「オラ社内ニートになったんだ」
クリリン「ええっ!? 社内ニート!? お、お前が!?」
悟空「まあな」
クリリン「そ、そうか……悟空が……悪い、気付けなくて……」
悟空「いいって。クリリンはオラと部署が違うんだ」
クリリン「つ、辛いのか? やっぱり、精神的に……」
悟空「んー……まあ働かねえで金貰えんのは嬉しいけどよ……暇なんだよなぁ」
クリリン「そ、そうだよな……」
悟空「ん……? やべっ! もうこんな時間じゃねえか。はやく戻らねえと」
クリリン「え? まだ余裕あるだろ?」
悟空「他の奴らより先に席に戻ってねえとな。遅れてフロアに入ると目立っちまうだろ?」
クリリン「あ、ああ……そうか。今日は誘ってくれてありがとうな。頑張れよ」
悟空「ああ! じゃな!」
11:
全然脳内再生されない
12:
アイデンティティのコントのせいでこのシチュエーションでも脳内再生されるわ…
13:
~数日後~
カチ カチカチッ
悟空「ハッハッハ! こいつのブログおもしれえなぁー。いい時間潰しになりそうだ!」
天津飯「さっきから何をしているんだ?」
悟空「ブックマーク登録だ。時間を潰すために閲覧するサイトを多く確保しておこうと思ってよ」
悟空「ニュースサイトと掲示板を行き来するだけだと飽きちまうだろ? ストックは多いに越したことはねえ」
天津飯「そ、そうだな」
悟空「……おっ。そうこうしてる内に、もう定時じゃねえか」
悟空「ふぃーーーっ! 今日も疲れた! 帰るとすっかぁ!」
フロア内「「「………」」」カタカタカタ
悟空「……まいった……帰りにくいぞぉ」
カチ カチカチッ
悟空「ハッハッハ! こいつのブログおもしれえなぁー。いい時間潰しになりそうだ!」
天津飯「さっきから何をしているんだ?」
悟空「ブックマーク登録だ。時間を潰すために閲覧するサイトを多く確保しておこうと思ってよ」
悟空「ニュースサイトと掲示板を行き来するだけだと飽きちまうだろ? ストックは多いに越したことはねえ」
天津飯「そ、そうだな」
悟空「……おっ。そうこうしてる内に、もう定時じゃねえか」
悟空「ふぃーーーっ! 今日も疲れた! 帰るとすっかぁ!」
フロア内「「「………」」」カタカタカタ
悟空「……まいった……帰りにくいぞぉ」
14:
帰れよww
16:
悟空「これ見よがしに作業を続けてんなぁ……んー……なあ天津飯」
天津飯「なんだ?」
悟空「オラ帰りたいんだけど、そんな空気じゃねえだろ?」
天津飯「……繁忙期だからな」
悟空「この空気を緩和してくんねーか?」
天津飯「ま、まさか……先に帰ってくれ、と言うつもりじゃないだろうな」
悟空「へへー、そのまさかだ」
天津飯「む、無理だ……」
悟空「いーっ!?」
天津飯「なんだ?」
悟空「オラ帰りたいんだけど、そんな空気じゃねえだろ?」
天津飯「……繁忙期だからな」
悟空「この空気を緩和してくんねーか?」
天津飯「ま、まさか……先に帰ってくれ、と言うつもりじゃないだろうな」
悟空「へへー、そのまさかだ」
天津飯「む、無理だ……」
悟空「いーっ!?」
17:
瞬間移動で帰れよ
18:
悟空「た、頼むよ! オラ、はやく帰ってチチがつくった飯食いてえんだ!」
悟空「それに、仕事がねえのに残業なんてできっこねえ! だろ!?」
天津飯「周囲の目など気にせず堂々と帰ればいい。間違ったことじゃない」
悟空「昼間に言ったじゃねえか。オラ、周りに察されるのがスッゲー嫌なんだ」
天津飯「そう言われても……俺にはまだ、片づけなければならない仕事があるぞ」
悟空「んー……あっ! そうだ! じゃあおめえ、ちょっとトイレ行ってくれよ!」
天津飯「……トイレ?」
悟空「廊下に出ようとすれば、タイムレコーダーの横を通んだろ? おめえの後に続けば、オラが浮くことはねえ」
天津飯「そこまでする必要があるのか……?」
悟空「頼む! 天津飯!」
天津飯「…………わ、わかった」
悟空「サンキュー! ハッハー! これで帰れっぞ!」
悟空「それに、仕事がねえのに残業なんてできっこねえ! だろ!?」
天津飯「周囲の目など気にせず堂々と帰ればいい。間違ったことじゃない」
悟空「昼間に言ったじゃねえか。オラ、周りに察されるのがスッゲー嫌なんだ」
天津飯「そう言われても……俺にはまだ、片づけなければならない仕事があるぞ」
悟空「んー……あっ! そうだ! じゃあおめえ、ちょっとトイレ行ってくれよ!」
天津飯「……トイレ?」
悟空「廊下に出ようとすれば、タイムレコーダーの横を通んだろ? おめえの後に続けば、オラが浮くことはねえ」
天津飯「そこまでする必要があるのか……?」
悟空「頼む! 天津飯!」
天津飯「…………わ、わかった」
悟空「サンキュー! ハッハー! これで帰れっぞ!」
19:
天津飯がスーツ着てるのがまず想像できない
21:
さよなら…天さん…(定時退社)
20:
―――
悟天「お父さんお帰りー」
悟空「ああ!」
チチ「悟空さ、夕飯ができてるだぞ」
悟空「おう! いやー、オラすんげー疲れちまった」
悟天「へぇー、お仕事大変だったの?」
悟空「いや、オラ働いてねえからなぁ。仕事が大変ってことはねえな」
チチ「ど、どういうことだ? 働いてねえってのは」
悟天「会社に行かなかったの?」
悟空「行ったさ。けど、オラ社内ニートだかんなぁ」
チチ「しゃ、社内ニート!? いつから!?」
悟空「んー、気づいたんは今日だけど……よくよく考えてみっと、結構前から回される仕事が随分減ってたからなぁ」
チチ「じゃ、じゃあ……そのうち会社をクビに……」
悟空「チチ、心配すんな。そう簡単にクビにできねえから、社内ニートとしてオラを飼ってんだろ?」
悟空「とんでもねえミスでもしねえ限り、辞めさせられたりしねえさ」
悟天「わー。僕社内ニートって初めて見た! すっごいなぁ」
悟空「ああ、どんどん見ろ」
悟天「お父さんお帰りー」
悟空「ああ!」
チチ「悟空さ、夕飯ができてるだぞ」
悟空「おう! いやー、オラすんげー疲れちまった」
悟天「へぇー、お仕事大変だったの?」
悟空「いや、オラ働いてねえからなぁ。仕事が大変ってことはねえな」
チチ「ど、どういうことだ? 働いてねえってのは」
悟天「会社に行かなかったの?」
悟空「行ったさ。けど、オラ社内ニートだかんなぁ」
チチ「しゃ、社内ニート!? いつから!?」
悟空「んー、気づいたんは今日だけど……よくよく考えてみっと、結構前から回される仕事が随分減ってたからなぁ」
チチ「じゃ、じゃあ……そのうち会社をクビに……」
悟空「チチ、心配すんな。そう簡単にクビにできねえから、社内ニートとしてオラを飼ってんだろ?」
悟空「とんでもねえミスでもしねえ限り、辞めさせられたりしねえさ」
悟天「わー。僕社内ニートって初めて見た! すっごいなぁ」
悟空「ああ、どんどん見ろ」
23:
―――
悟空「オスッ!」
「しゃーす」「おはざまーす」「おはよう」
ベジータ「……チッ」
悟空「オス! 課長! 今日のオラの仕事はなんだ?」
ベジータ「……この手書きの資料をwordに打ちこんでおけ」
悟空「そん後は?」
ベジータ「……ゴミを集めて捨てろ」
悟空「ああ! で? それが終わったら何すりゃいいんだ?」
ベジータ「……何かあればオレから仕事を持って行く」
悟空「わかった。じゃな」
ベジータ「……」
悟空「あんなこと言ってっけど、結局何も持ってこねえかんなぁ。課長のやつ」
悟空「資料作成を三周ぐらいして、無駄に時間かけてゴミを集めるとすっかぁ」
悟空「オスッ!」
「しゃーす」「おはざまーす」「おはよう」
ベジータ「……チッ」
悟空「オス! 課長! 今日のオラの仕事はなんだ?」
ベジータ「……この手書きの資料をwordに打ちこんでおけ」
悟空「そん後は?」
ベジータ「……ゴミを集めて捨てろ」
悟空「ああ! で? それが終わったら何すりゃいいんだ?」
ベジータ「……何かあればオレから仕事を持って行く」
悟空「わかった。じゃな」
ベジータ「……」
悟空「あんなこと言ってっけど、結局何も持ってこねえかんなぁ。課長のやつ」
悟空「資料作成を三周ぐらいして、無駄に時間かけてゴミを集めるとすっかぁ」
24:
どんどん見ろでワロタ
26:
最初の頃は部下を花火にしてたベジータ課長も丸くなりましたねぇ
27:
ウシジマくんにいた社内ニートもこんぐらい図太く行けばな
28:
―――
悟空「はぁー…………」
天津飯「……どうした?」
悟空「あんなにたくさんあったストックがほぼ無くなっちまった……」
悟空「誰かが『ネットは広大だ』なんて言ってたけどよ……オラが楽しめる範囲だけで見れば、すんげー狭いぞ」
天津飯「一日中眺めていればそうなるだろうが……課長は何も言ってこないのか?」
悟空「なんも言ってこねえ。こうやってオラを追い込んで自主退社させようと思ってんだろうけどな」
悟空「そうはいかねえ。オラぜってえやめねえかんなー」
天津飯「悟空……」
悟空「ん? おおっ! ハッハー! やっと定時だぞぉ! 天津飯! いつも通り頼む!」
天津飯「わ、わかった」
ガタッ
餃子「天さん、またトイレ?」
ヤムチャ「定時になると行きたくなるタイプの頻尿なのか?」
天津飯「………………俺が目立ってるぞ。悟空」
悟空「い?」
悟空「はぁー…………」
天津飯「……どうした?」
悟空「あんなにたくさんあったストックがほぼ無くなっちまった……」
悟空「誰かが『ネットは広大だ』なんて言ってたけどよ……オラが楽しめる範囲だけで見れば、すんげー狭いぞ」
天津飯「一日中眺めていればそうなるだろうが……課長は何も言ってこないのか?」
悟空「なんも言ってこねえ。こうやってオラを追い込んで自主退社させようと思ってんだろうけどな」
悟空「そうはいかねえ。オラぜってえやめねえかんなー」
天津飯「悟空……」
悟空「ん? おおっ! ハッハー! やっと定時だぞぉ! 天津飯! いつも通り頼む!」
天津飯「わ、わかった」
ガタッ
餃子「天さん、またトイレ?」
ヤムチャ「定時になると行きたくなるタイプの頻尿なのか?」
天津飯「………………俺が目立ってるぞ。悟空」
悟空「い?」
29:
この天津飯いい奴すぎる
30:
~数か月後~
カチッ カチカチカチッ
悟空「………………へ、へへ」
天津飯「……悟空」
悟空「ん? なんだ」
天津飯「その……大丈夫か?」
悟空「……何がだ?」
天津飯「いや……い、今は何を見ているんだ?」
悟空「闘病系のブログを漁んのが楽しくてよ。オラのブームなんだ……」
天津飯「闘病……?」
悟空「ああ……ガンが鉄板だな。しばらく更新が途切れたと思ったら、身内が更新すんだ」
悟空「兄とか……母親とか……『ブログ主が永眠しました』ってな……オラ、あれがたまんねえんだ……」
悟空「へへ……ヘヘヘ……」
天津飯「…………」
クリリン「悟空、今ちょっといいか?」
悟空「クリリン……? ああ、いいけど……オラどうせ暇だから」
カチッ カチカチカチッ
悟空「………………へ、へへ」
天津飯「……悟空」
悟空「ん? なんだ」
天津飯「その……大丈夫か?」
悟空「……何がだ?」
天津飯「いや……い、今は何を見ているんだ?」
悟空「闘病系のブログを漁んのが楽しくてよ。オラのブームなんだ……」
天津飯「闘病……?」
悟空「ああ……ガンが鉄板だな。しばらく更新が途切れたと思ったら、身内が更新すんだ」
悟空「兄とか……母親とか……『ブログ主が永眠しました』ってな……オラ、あれがたまんねえんだ……」
悟空「へへ……ヘヘヘ……」
天津飯「…………」
クリリン「悟空、今ちょっといいか?」
悟空「クリリン……? ああ、いいけど……オラどうせ暇だから」
31:
精神に重大な傷負ってるやんけ
32:
同じサイトを何回も見れるタイプの人間じゃないときついな
34:
悟空「なんだよ、話って」
クリリン「実はさ……。うちの部署で……社内PCの……監視をやっててさ」
悟空「いっ!? か、監視!? おめえ、オラたちのパソコン監視してんのか!?」
クリリン「か、監視と言っても、形式的なものなんだ。俺が悟空たちのフロア担当で、上司に報告してたんだけど……」
悟空「……」
クリリン「悟空、ネットサーフィンしてるよな」
悟空「ま、まあな……ハハハ」
クリリン「今まではなんとか隠してたんだけど……そろそろ限界みたいなんだ」
クリリン「他部署から要請があってさ、体制を変えることになった。もう庇いきれそうにない」
クリリン「だ、だから……その……もう、やめたほうがいいと思うんだ。仕事中に……色々見るの」
悟空「あ、ああ……ああ……あ、……ああ……!」ガクガク
クリリン「ご、悟空。大丈夫か?」
悟空「で、大丈夫だ……そうか、悪かったなぁ、クリリン。気ぃ使わせちまって……教えてくれて、サンキューな」
フラッ
クリリン「ご、悟空!」
悟空「オ、オラもうそろそろ定時だから帰るな……じゃあ」
クリリン「実はさ……。うちの部署で……社内PCの……監視をやっててさ」
悟空「いっ!? か、監視!? おめえ、オラたちのパソコン監視してんのか!?」
クリリン「か、監視と言っても、形式的なものなんだ。俺が悟空たちのフロア担当で、上司に報告してたんだけど……」
悟空「……」
クリリン「悟空、ネットサーフィンしてるよな」
悟空「ま、まあな……ハハハ」
クリリン「今まではなんとか隠してたんだけど……そろそろ限界みたいなんだ」
クリリン「他部署から要請があってさ、体制を変えることになった。もう庇いきれそうにない」
クリリン「だ、だから……その……もう、やめたほうがいいと思うんだ。仕事中に……色々見るの」
悟空「あ、ああ……ああ……あ、……ああ……!」ガクガク
クリリン「ご、悟空。大丈夫か?」
悟空「で、大丈夫だ……そうか、悪かったなぁ、クリリン。気ぃ使わせちまって……教えてくれて、サンキューな」
フラッ
クリリン「ご、悟空!」
悟空「オ、オラもうそろそろ定時だから帰るな……じゃあ」
35:
心が痛い
36:
俺も来年からこうなるのかな
38:
―――
悟空「………………」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
天津飯「今日はネットを見ていないのか。……何をしているんだ?」
ペラッ
天津飯「『よくわかるMicrsoft Word』……?」
悟空「ああ……テキスト本の内容を1ページ目からエディターに打ちこんでんだ………」
天津飯「??? な、何の意味があるんだ?」
悟空「ねえよ」
天津飯「………」
悟空「これが終わったらエクセルのテキストかな……へへ……」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
悟空「………………」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
天津飯「今日はネットを見ていないのか。……何をしているんだ?」
ペラッ
天津飯「『よくわかるMicrsoft Word』……?」
悟空「ああ……テキスト本の内容を1ページ目からエディターに打ちこんでんだ………」
天津飯「??? な、何の意味があるんだ?」
悟空「ねえよ」
天津飯「………」
悟空「これが終わったらエクセルのテキストかな……へへ……」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
41:
エクセルでマクロでも覚えればワンチャン
42:
~数日後~
悟空「…………」
カタカタカタカタカタカタ
悟空「……」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
悟空「……」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
悟空「……くっ……くくくっ……ううぅ……」
カタ カタ
悟空「……!!!」
ダンッ ダンダンッ ダンダンダンッ
天津飯「お、おい悟空! だ、大丈夫か……? キーボードは丁寧に扱った方がいいぞ……」
悟空「わ、わりい……ちょっと身体がウズウズしちまってよ……キーボード壊れちまうよな」
天津飯「気分が優れないなら、少し休んだ方がいい」
悟空「休むも何も……オラ、働いてねえからなぁ……」
天津飯「う、うむ……」
悟空「…………」
カタカタカタカタカタカタ
悟空「……」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
悟空「……」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
悟空「……くっ……くくくっ……ううぅ……」
カタ カタ
悟空「……!!!」
ダンッ ダンダンッ ダンダンダンッ
天津飯「お、おい悟空! だ、大丈夫か……? キーボードは丁寧に扱った方がいいぞ……」
悟空「わ、わりい……ちょっと身体がウズウズしちまってよ……キーボード壊れちまうよな」
天津飯「気分が優れないなら、少し休んだ方がいい」
悟空「休むも何も……オラ、働いてねえからなぁ……」
天津飯「う、うむ……」
44:
―――
悟空「………はぁ、そろそろ定時だし、天津飯をトイレに向かわせるとすっかぁ……」
悟空「……あれ? 開いてたエクセルがいつの間にか閉じてっぞ……?」
悟空「……んー?」
カチカチッ
悟空「いっ!? フォルダにファイルがねえ……ど、どういうことだ?」
悟空「……………あっ! もしかして……さっきキーボードぶっ叩いたひょうしに……!」
悟空「け、消しちまったのか……? や、やべえな……課長に報告しねえと……」
悟空「…………………………………………………」
悟空「…………………………………………………」
悟空「まあ、いっか…………オラがやったなんて言ったらクビ切られちまうし……」
悟空「どうせ大したデータじゃねえよな。……帰るか」
悟空「………はぁ、そろそろ定時だし、天津飯をトイレに向かわせるとすっかぁ……」
悟空「……あれ? 開いてたエクセルがいつの間にか閉じてっぞ……?」
悟空「……んー?」
カチカチッ
悟空「いっ!? フォルダにファイルがねえ……ど、どういうことだ?」
悟空「……………あっ! もしかして……さっきキーボードぶっ叩いたひょうしに……!」
悟空「け、消しちまったのか……? や、やべえな……課長に報告しねえと……」
悟空「…………………………………………………」
悟空「…………………………………………………」
悟空「まあ、いっか…………オラがやったなんて言ったらクビ切られちまうし……」
悟空「どうせ大したデータじゃねえよな。……帰るか」
47:
―――
カタカタカタカタカタ
悟空「……はぁ」
ベジータ「おい貴様ら! 集まりやがれぇ! 緊急集会だ!!!」
悟空「ん?」
天津飯「なんだ?」
ヤムチャ「げっ、社長と専務じゃないか。なんでわざわざウチに……?」
ビルス「ふぁ~あ。とっとと終わらせてくれ」
ウイス「ビルス様、はしたないですよ」
ビルス「眠いんだよ……おいベジータ。はやく始めろ」
ベジータ「よく聞け貴様ら。昨日、共有フォルダ内のエクセルデータをひとつ削除した野郎がいる」
ベジータ「オレは何度も言ったはずだ。万が一データを消してしまった場合はすぐに報告しろとな」
ベジータ「深夜にサーバのバックアップがとられる。それまでなら復旧が可能だ」
ベジータ「だが、データを消したクソ野郎はオレに報告することなく放置したらしい」
ベジータ「データが消されていることに気付いたのが今朝だ。この意味が分かるな……」
ザワザワ
ベジータ「正直に名乗り出ろ……今なら社会的に半殺しで勘弁してやる」
カタカタカタカタカタ
悟空「……はぁ」
ベジータ「おい貴様ら! 集まりやがれぇ! 緊急集会だ!!!」
悟空「ん?」
天津飯「なんだ?」
ヤムチャ「げっ、社長と専務じゃないか。なんでわざわざウチに……?」
ビルス「ふぁ~あ。とっとと終わらせてくれ」
ウイス「ビルス様、はしたないですよ」
ビルス「眠いんだよ……おいベジータ。はやく始めろ」
ベジータ「よく聞け貴様ら。昨日、共有フォルダ内のエクセルデータをひとつ削除した野郎がいる」
ベジータ「オレは何度も言ったはずだ。万が一データを消してしまった場合はすぐに報告しろとな」
ベジータ「深夜にサーバのバックアップがとられる。それまでなら復旧が可能だ」
ベジータ「だが、データを消したクソ野郎はオレに報告することなく放置したらしい」
ベジータ「データが消されていることに気付いたのが今朝だ。この意味が分かるな……」
ザワザワ
ベジータ「正直に名乗り出ろ……今なら社会的に半殺しで勘弁してやる」
49:
「俺じゃないぞ」「私でもないわ」「誰だよ」
ベジータ「チッ……とっとと名乗り出やがれぇ! 社会的に死にたいのかぁ!!!」ワナワナ
ビルス「もうめんどくさいからさ、全員社会的に破壊しちゃおうかな」
ウイス「連帯責任ですか」
ヤムチャ「じょ、冗談じゃない! こんなところで社会的に死んでたまるか! だれか名乗り出ろよ!」
「「「…………」」」
ヤムチャ「そ、そうだ! 社内のPCは監視されてるだろ? それで犯人がわかるはずだ!」
ウイス「あいにく、ファイルを消した端末を特定するまでは無理だそうで」
天津飯「……」チラッ
悟空「……」
ベジータ「おい部下カロット!!! 貴様じゃないのか?」
悟空「い? オラ? オラ知らねえぞ。おめえ何言ってんだ?」
ベジータ「チッ……とっとと名乗り出やがれぇ! 社会的に死にたいのかぁ!!!」ワナワナ
ビルス「もうめんどくさいからさ、全員社会的に破壊しちゃおうかな」
ウイス「連帯責任ですか」
ヤムチャ「じょ、冗談じゃない! こんなところで社会的に死んでたまるか! だれか名乗り出ろよ!」
「「「…………」」」
ヤムチャ「そ、そうだ! 社内のPCは監視されてるだろ? それで犯人がわかるはずだ!」
ウイス「あいにく、ファイルを消した端末を特定するまでは無理だそうで」
天津飯「……」チラッ
悟空「……」
ベジータ「おい部下カロット!!! 貴様じゃないのか?」
悟空「い? オラ? オラ知らねえぞ。おめえ何言ってんだ?」
51:
オラに仕事を分けてくれ
52:
ベジータ「本当だろうな」
悟空「だからちげえって。そもそも、作業を回されてねえんだから、フォルダなんて覗かねえぞ。だろ?」
ベジータ「ぐっ……」
悟空「だいたいよぉ、消されたファイルは過去のデータなんだし、別にいいんじゃねえか?」
ウイス「先方から昨年度の数値の詳細を知りたいと要望がありました」
ウイス「データを消してしまったから分からないと報告するのは信頼ガタ落ちです」
悟空「……へぇー……ところで、データーが消えたことにどうやって気づいたんだ?」
ベジータ「今朝、そこのチビから報告があった……」
悟空「餃子か? そんじゃあ、怪しいんは餃子だなぁ」
餃子「……………おぇ!?!?!?!?!?!?」
悟空「だってそうだろ? 第一発見者が怪しいっちゅーのは常識じゃねえか」
ヤムチャ「たしかに……」
餃子「え? えっ? えっ?」
ベジータ「……貴様が……たしかに、発見者を装って容疑者から外れるのは定石だな」
悟空「だからちげえって。そもそも、作業を回されてねえんだから、フォルダなんて覗かねえぞ。だろ?」
ベジータ「ぐっ……」
悟空「だいたいよぉ、消されたファイルは過去のデータなんだし、別にいいんじゃねえか?」
ウイス「先方から昨年度の数値の詳細を知りたいと要望がありました」
ウイス「データを消してしまったから分からないと報告するのは信頼ガタ落ちです」
悟空「……へぇー……ところで、データーが消えたことにどうやって気づいたんだ?」
ベジータ「今朝、そこのチビから報告があった……」
悟空「餃子か? そんじゃあ、怪しいんは餃子だなぁ」
餃子「……………おぇ!?!?!?!?!?!?」
悟空「だってそうだろ? 第一発見者が怪しいっちゅーのは常識じゃねえか」
ヤムチャ「たしかに……」
餃子「え? えっ? えっ?」
ベジータ「……貴様が……たしかに、発見者を装って容疑者から外れるのは定石だな」
54:
ビルス「アイツが犯人なのか?」
ウイス「そうみたいですよ」
ビルス「ふぅん。じゃあ社会的に破壊しちゃおうかな」
餃子「ち、違う! ボクじゃない! ボクはフォルダ内を整理しようとして偶然……! 助けて! 天さん!」
天津飯「待て! 待ってくれ! 餃子じゃない!!! ご、悟空だ!!!」
悟空「!?」
ベジータ「部下カロットだと……?」
ビルス「なんだ。アイツじゃないのか?」
ウイス「どうやらそのようですねぇ」
天津飯「俺は知っている! 悟空は仕事をしているように見せかけるため、エクセルデータを開いていた!」
天津飯「消した可能性が一番高いのは悟空だ! 餃子じゃない!!!」
悟空「天津飯……おめえ……!」
ベジータ「やはり貴様が……」
悟空「ち、ちげえよ。おい天津飯。オラが消したとか言ってっけどよぉ、証拠はあんのか? なあ」
悟空「おめえはその3つある目で、オラがエクセルデータを消す瞬間を見たのか?」
天津飯「そ、それは……見て……ないが……」
悟空「ひゃ~! おっどれぇた! 証拠も無しにオラを犯人扱いか!? ひゃ~! おめえすげー奴だなぁ!」
ウイス「そうみたいですよ」
ビルス「ふぅん。じゃあ社会的に破壊しちゃおうかな」
餃子「ち、違う! ボクじゃない! ボクはフォルダ内を整理しようとして偶然……! 助けて! 天さん!」
天津飯「待て! 待ってくれ! 餃子じゃない!!! ご、悟空だ!!!」
悟空「!?」
ベジータ「部下カロットだと……?」
ビルス「なんだ。アイツじゃないのか?」
ウイス「どうやらそのようですねぇ」
天津飯「俺は知っている! 悟空は仕事をしているように見せかけるため、エクセルデータを開いていた!」
天津飯「消した可能性が一番高いのは悟空だ! 餃子じゃない!!!」
悟空「天津飯……おめえ……!」
ベジータ「やはり貴様が……」
悟空「ち、ちげえよ。おい天津飯。オラが消したとか言ってっけどよぉ、証拠はあんのか? なあ」
悟空「おめえはその3つある目で、オラがエクセルデータを消す瞬間を見たのか?」
天津飯「そ、それは……見て……ないが……」
悟空「ひゃ~! おっどれぇた! 証拠も無しにオラを犯人扱いか!? ひゃ~! おめえすげー奴だなぁ!」
55:
悟空「天津飯。おめえ餃子と仲いいかんなぁ。庇いたくなるんはよく分かるけどよぉ」
悟空「守りたい一心で他人に罪をなすりつけるっちゅーのはどうかと思うぞぉ?」
天津飯「ぐっ……悟空……! よくもぬけぬけと……!」
ヤムチャ「……うーん。なあ、さっきから気になってるんだが。悟空が言ってること、なんか変じゃないか?」
悟空「い?」
ベジータ「変、だと? 何がだ」
ヤムチャ「課長は共有フォルダ内のエクセルデータが消されたって言っただけだろ?」
ヤムチャ「なんで悟空は、消されたデータが過去のものだって知ってたんだ?」
悟空「!!!」
ベジータ「たしかに……フォルダ内には他のデータも入っていたはずだ……!」
ビルス「悟空とかいったっけ、お前なんで知ってたんだ?」
悟空「……………………」
ベジータ「やはり貴様……!」
悟空「守りたい一心で他人に罪をなすりつけるっちゅーのはどうかと思うぞぉ?」
天津飯「ぐっ……悟空……! よくもぬけぬけと……!」
ヤムチャ「……うーん。なあ、さっきから気になってるんだが。悟空が言ってること、なんか変じゃないか?」
悟空「い?」
ベジータ「変、だと? 何がだ」
ヤムチャ「課長は共有フォルダ内のエクセルデータが消されたって言っただけだろ?」
ヤムチャ「なんで悟空は、消されたデータが過去のものだって知ってたんだ?」
悟空「!!!」
ベジータ「たしかに……フォルダ内には他のデータも入っていたはずだ……!」
ビルス「悟空とかいったっけ、お前なんで知ってたんだ?」
悟空「……………………」
ベジータ「やはり貴様……!」
56:
おらワクワクすっぞ!
59:
悟空「はぁ……おめえら、ちょっと落ち着けって……」
悟空「オラがデータを消した人間を特定すっからよ」
ビルス「ほう、できるのか?」
ウイス「どうやら、できるようですよ」
ベジータ「フン……でまかせだ……!」
天津飯「信用できん……!」
悟空「オラを信用しろって。なあ課長。サーバールームのドア開けてくんねーか?」
ベジータ「なに?」
悟空「オラの社員証じゃ開かねーからよ。犯人を特定するためだ。頼む」
ベジータ「チッ……いいだろう。だが、もしでまかせを言っているのだとしたら、覚悟しておけ」
悟空「ああ」
悟空「オラがデータを消した人間を特定すっからよ」
ビルス「ほう、できるのか?」
ウイス「どうやら、できるようですよ」
ベジータ「フン……でまかせだ……!」
天津飯「信用できん……!」
悟空「オラを信用しろって。なあ課長。サーバールームのドア開けてくんねーか?」
ベジータ「なに?」
悟空「オラの社員証じゃ開かねーからよ。犯人を特定するためだ。頼む」
ベジータ「チッ……いいだろう。だが、もしでまかせを言っているのだとしたら、覚悟しておけ」
悟空「ああ」
61:
ピピッ ウィン
ベジータ「さあ開けたぞ。どうやって犯人を特定するのか、見ものだな」
悟空「ちょっとだけ待ってくれ。クリリンに頼んだもんがあと少しで届くはずだ」
クリリン「おーい、悟空~!」
悟空「おっ、来たな」
クリリン「ほら、頼まれた鉄パイプだ。こんなもの、何に使うんだ?」
悟空「へへー。まあ見てろって。まず、こうして鉄パイプをふりあげんだろ?」
ベジータ「フン……それからどうする?」
悟空「こうすんだ!!! かめはめ波ぁ!!!」
ドガッ ドガッ バキッ
ベジータ「っ!?」
ベジータ「さあ開けたぞ。どうやって犯人を特定するのか、見ものだな」
悟空「ちょっとだけ待ってくれ。クリリンに頼んだもんがあと少しで届くはずだ」
クリリン「おーい、悟空~!」
悟空「おっ、来たな」
クリリン「ほら、頼まれた鉄パイプだ。こんなもの、何に使うんだ?」
悟空「へへー。まあ見てろって。まず、こうして鉄パイプをふりあげんだろ?」
ベジータ「フン……それからどうする?」
悟空「こうすんだ!!! かめはめ波ぁ!!!」
ドガッ ドガッ バキッ
ベジータ「っ!?」
64:
悟空「界王拳!!! 元気玉!!!」
バキッ ベキャッ ズガッ ガッ ガガッ
ビルス「あ、あいつ、何をしてるんだ!?」
ウイス「どうやら、サーバを物理的に破壊しているようですねぇ」
ビルス「なんだとぉ!? おい止めろぉ!!!」
ベジータ「部下カロットぉ!!!!! 貴様ぁ!!!!」
悟空「龍拳!!!!!!!!!!」
バキッ
ベジータ「ぐあっ!!!」
バキッ ベキャッ ズガッ ガッ ガガッ
ビルス「あ、あいつ、何をしてるんだ!?」
ウイス「どうやら、サーバを物理的に破壊しているようですねぇ」
ビルス「なんだとぉ!? おい止めろぉ!!!」
ベジータ「部下カロットぉ!!!!! 貴様ぁ!!!!」
悟空「龍拳!!!!!!!!!!」
バキッ
ベジータ「ぐあっ!!!」
65:
かめはめ波(物理)か
66:
龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる!
67:
悟空「10べぇかめはめ波ぁ!!!!!!!!!!」
ガンガンガンッ グシャァ
ビルス「あ、ああ……ああ……」ペタン
ウイス「どうやら、サーバを全て破壊してしまったようですねぇ」
クリリン「ご、悟空、おまえ……」
餃子「わ、あぁ……な、なんてことを……」
ヤムチャ「どうしてくれるんだ! データが消えちまったら……オレたちはどうなるんだ!?」
悟空「さあな」
クリリン「さ、さあなって……悟空……!」
天津飯「どこまでも身勝手な……!」
悟空「へ、へへ……こいつが、オラが会得した『身勝手の極意』っちゅーやつだ……へへへ……」
ウイス「さながら破壊神ですねぇ」
ナレーター『社内ニートの日々で溜まったストレスをきっかけに、超パワーに目覚めた悟空……!』
ナレーター『やけっぱちで身勝手の極意を会得した悟空は、遂に破壊神となったのだ……!』
『ドラゴンボール超 社会サバイバル編』
END
ガンガンガンッ グシャァ
ビルス「あ、ああ……ああ……」ペタン
ウイス「どうやら、サーバを全て破壊してしまったようですねぇ」
クリリン「ご、悟空、おまえ……」
餃子「わ、あぁ……な、なんてことを……」
ヤムチャ「どうしてくれるんだ! データが消えちまったら……オレたちはどうなるんだ!?」
悟空「さあな」
クリリン「さ、さあなって……悟空……!」
天津飯「どこまでも身勝手な……!」
悟空「へ、へへ……こいつが、オラが会得した『身勝手の極意』っちゅーやつだ……へへへ……」
ウイス「さながら破壊神ですねぇ」
ナレーター『社内ニートの日々で溜まったストレスをきっかけに、超パワーに目覚めた悟空……!』
ナレーター『やけっぱちで身勝手の極意を会得した悟空は、遂に破壊神となったのだ……!』
『ドラゴンボール超 社会サバイバル編』
END
70:
なかなか面白かったぞ
71:
綺麗な花火ィイイイィ
77:
>悟空「暇だけどよ。周囲に察されるのはスッゲー嫌なんだ」
クッソワロタ
クッソワロタ
80:
悟空「ひゃ~! おっどれぇた! 証拠も無しにオラを犯人扱いか!? ひゃ~! おめえすげー奴だなぁ!」
ここ糖質
ここ糖質
78:
悟空「……まいった……帰りにくいぞぉ」
74:
悟空ブラック
引用元:http://2ch.sc/
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解雇よりも解雇プラス損害賠償を取る謎行動にしか見えん
オチがアレだったけどそこまではわろた
今時オンプレかよ。リスク管理なってないな