【朗報】火垂るの墓、何故か世界中で絶賛される
- 2024.09.29
- 映画
1:
2024年9月16日より、高畑勲監督作品『火垂るの墓』が世界190以上の国と地域で配信がスタートしました。残念ながらまだ日本では配信が解禁されていませんが、海外でこの作品はどのように評価されているのでしょうか?
【画像】もう買えない… こちらは節子が食べていた「サクマ式ドロップス」です
例えばアメリカを代表する著名な映画評論家ロジャー・イーバートさんは、「『火垂るの墓』は、アニメーションの見直しを迫るほど強力な感動体験だ。(中略)これまでに作られた戦争映画の傑作のリストに、必ず加えられるべき作品である」と絶賛していますし、The Cinephile Fixというサイトでは、「はっきり言おう。高畑勲監督、スタジオジブリ制作の『火垂るの墓』は、史上最高のアニメーション映画である。実写映画も含め、映画史上最も心に響く、胸を引き裂かれるような悲劇的な物語である」と最大級の賛辞を送っています。
特に多くの評論家が指摘しているのが、徹底したリアリズム描写です。「野坂昭如の第二次世界大戦末期の物語を原作とする『火垂るの墓』は、主にアニメーションを使用して、悲惨なリアリズムを強調している」(Newyork Times)、「説得力のあるリアリズムと日常の重要性をしっかりと把握した描写により、節子の肉体的・精神的な崩壊を描いている」(SLANT Magazine)など、宮崎駿監督がファンタジーへの想像力の翼をはためかせているのに対して、高畑勲はあくまで自然主義的なタッチであることに注目しています。
また、ディズニー映画と比較する論調も多く見受けられます。「ムファサの死(筆者注:『ライオン・キング』)やバンビの母親を失う場面がつらすぎて、見るに耐えないと思ったとしても、それは真の悲しみを理解していないということだ」(The Cinephile Fix)、「『バンビ』や『カールじいさんの空飛ぶ家』がアニメーション映画としてこれ以上ないほど感動的だと思っていたなら、この日本映画の傑作をぜひ見て欲しい」(The Gurdian)。
『火垂るの墓』のリアリズム描写とディズニー作品のデフォルメされたCG表現を比較して、「高畑監督はディズニーと競っているわけではない。ハリウッドのアニメ作品では決して見られないような表現を追求することで、このジャンルを成長させている」(REELVIEWS)と論じている評論家もいます。特にアメリカでは、いかに高畑勲監督の演出手法がワン・アンド・オンリーであるかが伝わります。
そして、『火垂るの墓』が反戦映画であることに異議を唱える評論家はほとんどいません。思えば、クリストファー・ノーラン監督による最優秀アカデミー作品受賞作『オッペンハイマー』は、原爆投下後の広島と長崎の惨状についての具体的な描写がいっさいないことに対して、日本のみならずアメリカでも批判が巻き起こりました。「反戦映画だ」「いや、反戦映画ではない」という議論がSNSで交わされたのです。
一方で『火垂るの墓』が描くのは、太平洋戦後直後を舞台に、ある兄妹が空襲をどのように生き延び、どのような末路を迎えたかという、非常にミニマルな物語です。「親も家も失い、飢えと米軍の爆撃、そして大人の身勝手な無関心に苦しめられながら、放浪を余儀なくされる。しかし、苦悩と絶望だけではない。自然の美しさや子供らしい喜びの瞬間もある。それだけに悲劇がより一層胸に迫る」とThe Gurdianが記した通り、彼らの旅路にフォーカスを当てたからこそ、観る者の心を大きく揺り動したのでしょう。市井の人びとを丁寧に描くことで、たぐいまれな反戦映画となったのです。
アメリカの映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」には、プロの批評家による評価のトマトメーターと、一般ユーザーによる評価のオーディエンススコアのふたつがありますが、『火垂るの墓』はそれぞれ100%と95%という高評価をマークしています。ここに書かれた、あるオーディエンスのレビューが、ある意味で『火垂るの墓』という作品の本質を端的に言い表しているかもしれません。
「素晴らしい映画だ。もう二度と見たくない」(Good, great, amazing movie. Never watching again)
それは、二度と戦争の惨劇を目にしたくないという、反戦映画として最高の褒め言葉ではないでしょうか。
https://magmix.jp/post/256538
【画像】もう買えない… こちらは節子が食べていた「サクマ式ドロップス」です
例えばアメリカを代表する著名な映画評論家ロジャー・イーバートさんは、「『火垂るの墓』は、アニメーションの見直しを迫るほど強力な感動体験だ。(中略)これまでに作られた戦争映画の傑作のリストに、必ず加えられるべき作品である」と絶賛していますし、The Cinephile Fixというサイトでは、「はっきり言おう。高畑勲監督、スタジオジブリ制作の『火垂るの墓』は、史上最高のアニメーション映画である。実写映画も含め、映画史上最も心に響く、胸を引き裂かれるような悲劇的な物語である」と最大級の賛辞を送っています。
特に多くの評論家が指摘しているのが、徹底したリアリズム描写です。「野坂昭如の第二次世界大戦末期の物語を原作とする『火垂るの墓』は、主にアニメーションを使用して、悲惨なリアリズムを強調している」(Newyork Times)、「説得力のあるリアリズムと日常の重要性をしっかりと把握した描写により、節子の肉体的・精神的な崩壊を描いている」(SLANT Magazine)など、宮崎駿監督がファンタジーへの想像力の翼をはためかせているのに対して、高畑勲はあくまで自然主義的なタッチであることに注目しています。
また、ディズニー映画と比較する論調も多く見受けられます。「ムファサの死(筆者注:『ライオン・キング』)やバンビの母親を失う場面がつらすぎて、見るに耐えないと思ったとしても、それは真の悲しみを理解していないということだ」(The Cinephile Fix)、「『バンビ』や『カールじいさんの空飛ぶ家』がアニメーション映画としてこれ以上ないほど感動的だと思っていたなら、この日本映画の傑作をぜひ見て欲しい」(The Gurdian)。
『火垂るの墓』のリアリズム描写とディズニー作品のデフォルメされたCG表現を比較して、「高畑監督はディズニーと競っているわけではない。ハリウッドのアニメ作品では決して見られないような表現を追求することで、このジャンルを成長させている」(REELVIEWS)と論じている評論家もいます。特にアメリカでは、いかに高畑勲監督の演出手法がワン・アンド・オンリーであるかが伝わります。
そして、『火垂るの墓』が反戦映画であることに異議を唱える評論家はほとんどいません。思えば、クリストファー・ノーラン監督による最優秀アカデミー作品受賞作『オッペンハイマー』は、原爆投下後の広島と長崎の惨状についての具体的な描写がいっさいないことに対して、日本のみならずアメリカでも批判が巻き起こりました。「反戦映画だ」「いや、反戦映画ではない」という議論がSNSで交わされたのです。
一方で『火垂るの墓』が描くのは、太平洋戦後直後を舞台に、ある兄妹が空襲をどのように生き延び、どのような末路を迎えたかという、非常にミニマルな物語です。「親も家も失い、飢えと米軍の爆撃、そして大人の身勝手な無関心に苦しめられながら、放浪を余儀なくされる。しかし、苦悩と絶望だけではない。自然の美しさや子供らしい喜びの瞬間もある。それだけに悲劇がより一層胸に迫る」とThe Gurdianが記した通り、彼らの旅路にフォーカスを当てたからこそ、観る者の心を大きく揺り動したのでしょう。市井の人びとを丁寧に描くことで、たぐいまれな反戦映画となったのです。
アメリカの映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」には、プロの批評家による評価のトマトメーターと、一般ユーザーによる評価のオーディエンススコアのふたつがありますが、『火垂るの墓』はそれぞれ100%と95%という高評価をマークしています。ここに書かれた、あるオーディエンスのレビューが、ある意味で『火垂るの墓』という作品の本質を端的に言い表しているかもしれません。
「素晴らしい映画だ。もう二度と見たくない」(Good, great, amazing movie. Never watching again)
それは、二度と戦争の惨劇を目にしたくないという、反戦映画として最高の褒め言葉ではないでしょうか。
https://magmix.jp/post/256538
3:
まあ普通に面白いしね
7:
今更かよ
8:
はだしのゲンも読め
9:
言うほど身勝手な無関心だったか?
10:
Xだとだいたい西宮のオバサンが正しい!って逆張りする大人が出てきていつも低レベルな話になる
27:
>>10
正しいとか正しくないとかいう話ちゃうよな
そりゃ清太もおばさんもお互いに良くない部分はあったが、普通の人間ならああなってもしょうがない気もする
そもそも戦争という理不尽が無ければ起こらなかった悲劇や
正しいとか正しくないとかいう話ちゃうよな
そりゃ清太もおばさんもお互いに良くない部分はあったが、普通の人間ならああなってもしょうがない気もする
そもそも戦争という理不尽が無ければ起こらなかった悲劇や
69:
>>10
西宮のババアにも子供時代があったはずなのにな
西宮のババアにも子供時代があったはずなのにな
96:
>>10
X民ってゼロか100かですぐ善悪決めたがるからな
そんな単純な話やない
X民ってゼロか100かですぐ善悪決めたがるからな
そんな単純な話やない
12:
感想が完璧で草
圧倒的に名作なのは認める
認めるが
絶対に2度と見たくねえわ
圧倒的に名作なのは認める
認めるが
絶対に2度と見たくねえわ
15:
子供の頃はよくわからんと何回も見とったな
今は見るのきついと思うわ
まあ一回は見た方がいいっていうのはわかる
今は見るのきついと思うわ
まあ一回は見た方がいいっていうのはわかる
16:
なんでおばさんの家出たの?
21:
>>16
金持ちのボンボン兄弟が1日中仕事もせず飯だけ食ってたことにおばさんがイラついて飯を取り上げたから
金持ちのボンボン兄弟が1日中仕事もせず飯だけ食ってたことにおばさんがイラついて飯を取り上げたから
35:
>>21
取り上げてないやろ
おばさんが食ってるのと同じものくれてた
取り上げてないやろ
おばさんが食ってるのと同じものくれてた
18:
高畑勲自身が反戦映画じゃないって言ってるんだよな
43:
>>18
高畑勲は反戦映画だと思って作ってなくても見る者の反戦感情が高まったなら反戦映画なんじゃね?
高畑勲は反戦映画だと思って作ってなくても見る者の反戦感情が高まったなら反戦映画なんじゃね?
22:
めっちゃ泣いたのは覚えとるけど内容はさっぱり記憶にないわ
23:
何回も見た方がええで
戦争は絶対アカンって理解せないかんのや
戦争は絶対アカンって理解せないかんのや
24:
西宮のおばさんも悪くない が正解やろ
子どもが子どもらしく生きれなかった時代そのものがアカンのや
子どもが子どもらしく生きれなかった時代そのものがアカンのや
25:
おばさんも清太に仕事紹介や教えてやるなりやってやれやと思うわ
26:
94:
>>26
これな
これな
356:
>>26
人類の思考サイクルも全部お見通しやんか
人類の思考サイクルも全部お見通しやんか
386:
>>26
お見通しで草
いや草生えてる場合やないな
お見通しで草
いや草生えてる場合やないな
389:
>>26
清太批判派は恥を知れ
人の心を失った獣め
てことか…?
清太批判派は恥を知れ
人の心を失った獣め
てことか…?
37:
日本での放映がされなくなったのも日テレの権利関係でごたついてるのと単純に数字が取れないかららしいな
40:
>>37
昔は普通に終戦日あたりにしてたしな
昔は普通に終戦日あたりにしてたしな
58:
アメリカ人のレビュー
65:
>>58
読みやすすぎて草
読みやすすぎて草
75:
>>58
すごいなこれ
すごいなこれ
76:
>>58
いい文章やね
いい文章やね
93:
>>58
熱意が凄いな
火垂るの墓の情緒理解出来るのも相当凄いやん
熱意が凄いな
火垂るの墓の情緒理解出来るのも相当凄いやん
98:
>>58
評価されすぎやろ
評価されすぎやろ
459:
>>58
なんやこの遊戯王みたいな星の数
なんやこの遊戯王みたいな星の数
101:
>>58
ぼくもこんなレビュー書いてみたい
ぼくもこんなレビュー書いてみたい
118:
久し振りにまた一回見てみるかと思って数年前にDVD買って見てからもう見てない
後半でせいたがトマトか何か盗んでぼこぼこにされて交番のおっちゃんがもうええやろ許したれって言って交番出た後にせいたが色々我慢出来なくて節子の前で号泣とかキツい
おばさんが悪いとかせいたが悪いとかあの時代の14の子供に何求めてんだよ
後半でせいたがトマトか何か盗んでぼこぼこにされて交番のおっちゃんがもうええやろ許したれって言って交番出た後にせいたが色々我慢出来なくて節子の前で号泣とかキツい
おばさんが悪いとかせいたが悪いとかあの時代の14の子供に何求めてんだよ
121:
>>118
ほんとな
ほんとな
125:
>>118
もうこの文を読んだだけでアニメの情景を思い出して涙出るもの
もうこの文を読んだだけでアニメの情景を思い出して涙出るもの
371:
ちな聖地
372:
>>371
はぇ~
はぇ~
452:
>>371
清太死んだところ三宮駅やったんか…
清太死んだところ三宮駅やったんか…
146:
戦争は絶対にやっちゃあかん思うよね
引用元:https://chomanga.org/
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コメント(25件)
コメントをどうぞ
勝手に逃げ出して浮浪児の道選んだガキがこんな綺麗事で済むもんかい
もうちょい妹の年齢が行ってりゃ女衒屋に売っ払うに違いないし
犯罪集団の下っ端にでも入って盗みや強姦を繰り返して立派な前科者になるんだろうがな
通俗道徳の亡霊出た〜wwww
ファッショwwwww
あり得ない設定あげてまで貶すのは草
なーにが妹の年齢がいってりゃだ
あの年齢の話だっつーのwwwww
妹がいなければとか作品の前提を否定するのは勝手だけどねwww
妹がいなかったら案外おばさんの家で
それなり上手くやってるだろ(個人的適当な感想)
コイツ馬鹿じゃねえの
オラついてれば一人前の人間になれるとか勘違いしとるのか知らんけど
誰もお前なんか相手にしないよ
社会に守られ匿名に守られいい時代に生まれただけの甘ったれが調子に乗るな
俺達全員にも通ずる厳しい意見ありがとう
今更大昔の映画に感動か
ちょろいなこいつら
他人の感想にケチつけるしかできないのは憐れ
名作に時代なんて関係ないだろ
無知かどうかでしかない
↑すべてを知ってる人などいないのに
無知かどうかと言うのは言い方悪いわ
コメ主は常に最新のモノでしか感動しないのか?
アニメ技術は最高峰だからまさか左翼爺さんによるバブル期当時の若者批判と旧日帝エリートアンチの映画とは思うまいて…
平成狸合戦ぽんぽこは何故金ローから排除された?
今後放送されないと決定してんの?
視聴率が取れないから
あと放送後に局に来るクレームが酷い説もある
子どもの頃と大人になってから1回ずつは見た方が良い映画だとは思う
辛い思いはフィクションで受けておいた方が良い
この手のアニメ映画には自称識者(笑)が
「実はこの作品には隠された◯◯がぁ~」とか
いう奴が出てくるけど火垂るの墓にはないよね
作者直々この表現はこういうものだと答え合わせしてくれたら識者いらないよね。
隠れてないからね。
義務教育か高卒程度の知識があればわかる事に対してツッコミ入れてるのでは?
7がわからんだけで
清太責めるのもおばさん責めるのもなんか違うんよな
清太だって親亡くしてる分別つかんガキだしおばさんの言い方もキツいが正論だし、お互い思いやれる状況じゃないというか、とにかく時代が悪かったというか
悪者を決めようとする考えが一番悪い
ババアが正しい言ってたのは昔の2chのヤツらだけどな
自分の子供は普通に学校いかせておいて
甥っ子には働きにいかせるって普通に児童虐待だからなあ
↑誰が甥っ子の学費払うんだ?
でも現実は韓国兄さんの方が優れているよね
ジャップは大人しくホルホルしておけ(笑)